『アポロンの巫女 2011~Pythia~』ライナーノーツ 文/高木リィラ
『アポロンの巫女 2011~Pythia~』は、2000年にリリースされた私のファースト・アルバム『メドゥーサ』に収められている<アポロンの巫女>という曲を、2011年にリアレンジした楽曲です。
<アポロンの巫女>は、1999年に訪れたトルコへの巡礼をきっかけに、この世に産まれました。
トルコ・ディディムのアポロン神殿は、今も多くの観光客が訪れる名所となっています。
アポロン神殿全景(トルコ・ディディム)
トルコは4大文明以前、女神信仰が栄える女神の土地でした。蛇の女神メドゥーサを始めとして、キュベレーやアルテミスなどの女神たちが、人々の絶大な信仰を集めていたのです。
アポロン神に仕える巫女ピュティア(Pythia)の名称は、アポロン以前にその地を収めていた大蛇ピュトンの名にちなんだものです。
ピュティアたちがトランス状態になるのは、ピュトンが地底から吐き出す霊気によるものだといいます。
アポロン神殿の井戸。ここから大蛇ピュトンの霊気が吐かれていた!?
『アポロンの巫女 2011』は、チャント(詠唱)とダンスでトランス状態になったピュティアたちの祈りの歌声であり、神々、女神への讃歌なのです。
活用法!
私(高木リィラ)はこの曲が大のお気に入り。
この音楽を聴いていると、身体が自然に動き出し、踊り出してしまうのです。
音楽を聴いて、一緒に歌ったり、踊ったりするのは、実はとても自然なことなのではないでしょうか。
静かに観照(鑑賞)する。何かをしている時のバックミュージックとして聴く。
音を大きく鳴らして身体を動かす。
高木リィラの音楽は「こう聴かなければならない」というルールはありません。
どんな時でも、どんな場所でも、楽しみつつ、生活の中に取り入れていただければ幸いです。
『アポロンの巫女 2011 〜Pythia〜』 Total 10分16秒
作曲・編曲・演奏/高木リィラ
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